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書籍紹介

日本語類義表現使い分け辞典

日本語類義表現のニュアンスの違いを例証する
著者 泉原省二〔著〕
刊行日 2007年11月22日
ISBN 978-4-7674-9054-0
Cコード 3581
NDCコード 813
体裁 A5判 並製 1228頁
定価 定価5,940円(本体5,400円+税10%)

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内容紹介
『類義語使い分け辞典』(研究社、1998年刊、9刷)の著者のひとりである泉原省二先生による新刊辞典。
今回の辞典は日本語の<類義表現>に焦点を当てた本格的な辞典。主格助詞の「〜は」と「〜が」の使い分けを始めとして、例えば、「〜さえ」と「〜でも」、「〜ながら」と「〜つつ」、「〜とたん」と「〜やいなや」、「あまりの〜に」と「〜のあまり」、「〜だけでなく」と「〜はもちろん」など、日本人がふだん何気なく使い分けている類義表現のそれぞれのニュアンスの違いと使い分けを“日本語学習者”及び“日本語教師”向けに例文を駆使しながら示す、まったく類書のない本格派辞典。
 
<内容例>
第1章 主題
1.1.主題/提題
〜は・〜が/「〜は」と「〜が」の機能的な差異/「〜の」の機能/「〜は」の使い方/「〜が」の使い方/主題とは?/有標主格とは?/対比「〜は」から有標主格「〜が」への変換/対比「〜は」と有標主格「〜が」の互換性/有標主格「〜が」への変換と「〜のだ」/有標主格「〜が」から主題「〜は」への変換/有標主格「〜が」と主題「〜は」の互換性/「CではなくてAが」と「〜はCではなくてA」/有標主格「〜が」と「〜は」のまとめ/主題の「〜は」と対比の「〜は」/「〜は」の配列/「〜は」と「〜が」の配列/「〜は」と互換性のない有標主格/「〜は」と順接仮定条件/「私は」と「私が」/有標主格「〜が」と「〜は」の構造/既知情報と未知情報/「それは」と「それが」/既知情報と確認/むだな双方既知情報/双方既知情報と省略/省略できない双方既知情報/「〜は」の省略/「〜が+疑問詞」と問い返し/「AはBがC」のバリエーション/対比の「AはBがC」/対比関係と並列関係/対比のバリエーション/対比のバリエーションと類推/対比と外交辞令/ためらいの「〜は」とは?/ためらいのバリエーション/現象描写文と判断文/「あっ/わあ」と「ええっと/あのう」/未完文での「〜が」と「〜の」/未完文での「〜が」と「〜の」の互換性/〜なら・〜は/「〜なら」と評価/疑問詞+なら/「〜のは」の使い方/〜のは・〜ことは・〜ものは/〜というのは・〜ということは・〜というものは/「〜というのは」の使い方/「〜ということは」の使い方/「〜というのは」と「〜ということは」の違い/「〜のは」と「〜というのは」の互換性/「〜のは」と「〜というのは」の違い/「〜ことは」と「〜ということは」の互換性と違い/「〜ということ」の使い方/〜というのが・〜ということが・〜というものが/名詞+という+の・もの・こと+は・が/〜とは・〜って/「〜とは」の使い方/「〜って(ば)」の使い方/「〜なんて」の使い方/〜なんて・〜など/〜など・〜なんて・〜なんか/「名詞+など/なんて/なんか」のまとめ/「〜なんか」の使い方/「なんと」の使い方/〜といったら・〜ときたら/〜ったら・〜ときたひには/〜ときたら・〜とくれば・〜ときているから/「〜ったら」の使い方/〜にあっては/〜にあら(せら)れては・〜におか(せら)れては/〜たるや
 
<著者紹介>
泉原省二(いずはら しょうじ) 大阪市生まれ。京都大学教育学部社会教育課程卒、大阪外国語大学中国語科卒、関西大学大学院文学研究科修士課程(日本語アジア言語教育研究)修了。(中国)ハルピン工業大学客員教授、(中国)黒龍江大学東語学院客員教授、(韓国)京畿道華城市長安大学日本語講師等を経て、帰国後は執筆活動のほか、日本語教師として活躍。著書は『日本語能力試験応試輔導』(ハルピン理工大学出版社)、『大学日語予備級 I 〜 III 』(高等教育出版社、共著)、『類義語使い分け辞典』(研究社、共著)など。
目次
■第1章 主題
1.1. 主題/提題  1.2. 主題/テーマ  1.3. 主題/例示  1.4. 主題/立場  1.5. 主題/展開  1.6. 主題/対比  1.7. 主題/累加
 
■第2章 時の表現
2.1 時の表現/基準時未実現  2.2 時の表現/基準時直前  2.3. 時の表現/基準時同時間帯  2.4. 時の表現/時間範囲  2.5. 時の表現/基準時瞬間  2.6. 時の表現/基準時直前直後  2.7. 時の表現/基準時以前既実現  2.8. 時の表現/基準時以前既実現/経験と習慣  2.9. 時の表現/基準時以前既実現/モーダス   表現
 
■第3章 順接確定条件
3.1. 順接確定条件/原因と理由  3.2. 順接確定条件/原因と理由/モーダス表現  3.3. 順接確定条件/根拠  3.4. 順接確定条件/手段  3.5. 順接確定条件/基準  3.6. 順接確定条件/目的  3.7. 順接確定条件/前提条件
 
■第4章 順接仮定条件
〜なら・〜たら・〜ば・〜と 4.1. 順接仮定条件/仮定条件  4.2. 順接仮定条件/反実仮想  4.3. 順接仮定条件/一般条件  4.4. 順接仮定条件/確定条件  4.5. 順接仮定条件/基準
 
■第5章 逆接条件
5.1. 逆接条件/逆接確定条件  5.2. 逆接条件/逆接確定条件/モーダス表現  5.3. 逆接条件/逆接確定条件/対比  5.4. 逆接条件/逆接仮定条件  5.5. 逆接条件/逆接仮定条件/同一条件
 
■第6章 変化の表現
6.1. 変化の表現/A→B  6.2. 変化の表現/変数  6.3. 変化の表現/比例変化  6.4. 変化の表現/不変化
 
■第7章 比較・比喩・比例
7.1. 比較・比喩・比例/比較と程度  7.2. 比較・比喩・比例/比喩  7.3. 比較・比喩・比例/比例/原因
 
■第8章 極限
8.1. 極限/状態  8.2. 極限/原因と結果  8.3. 極限/類推
 
■第9章 授受動詞と敬語
 
■第10章 モダリティの表現
10.1. モダリティの表現/禁止と義務  10.2. モダリティの表現/命令  10.3. モダリティの表現/依頼  10.4. モダリティの表現/助言と勧誘  10.5. モダリティの表現/意志と希望  10.6. モダリティの表現/状況判断  10.7. モダリティの表現/確認  10.8. モダリティの表現/判断放棄と断言  10.9. モダリティの表現/伝聞

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