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今を生きるシェイクスピア
――アダプテーションと文化理解からの入門
新世紀のシェイクスピア入門
著者
米谷郁子〔編著〕 / 森 祐希子、近藤弘幸、高森暁子、横田保恵、吉田季実子〔著〕
刊行日
2011年8月22日
ISBN
978-4-327-48159-9
Cコード
1098
NDCコード
934
体裁
A5判 並製 246頁
定価
定価2,640円(本体2,400円+税10%)
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内容紹介
シェイクスピアは映画、ミュージカル、マンガなどの翻案・脚色を通して親しまれるようになっています。戯曲の上演においても、大胆に現代的に脚色して話題になるものも数多く見られます。そうした脚色=アダプテーションを入口として、媒体が変わっても伝えられるシェイクスピアの本質、あるいは新たに意味づけられるシェイクスピア像をあわせて解説します。
<著者紹介>
米谷郁子(こめたに・いくこ)
埼玉工業大准教授。『シェイクスピアとその時代』(研究社)共著者。
森祐希子(もり・ゆきこ)
東京農工大教授。シェイクスピア協会役員、著書に『映画で読むシェイクスピア』(紀伊國屋書店)。
近藤弘幸(こんどう・ひろゆき)
東京学芸大准教授。水戸芸術館などでのシェイクスピア上演台本を翻訳。『イギリス文学辞典』(研究社)共著者。『シェイクスピア ディレクターズ・カット』(研究社)訳者。
高森暁子(たかもり・あきこ)
筑紫女学園大准教授。エメ・セゼール『テンペスト』(インスクリプト)共訳。
横田保恵(よこた・やすえ)
共立女子大講師。エドワード・W・サイード『権力、政治、文化――エドワード・W・サイード発言集成』(太田出版)共訳。
吉田季実子(よしだ・きみこ)
法政大学講師。テリー・イーグルトン『反逆の群像』(青土社)共訳。
目次
はじめに―アダプテーションとは何か
第1章 『ロミオとジュリエット』とマンガ――ポップカルチャーにも生きつづけるシェイクスピア
第2章 歌う『ハムレット』、男装する『十二夜』―――ミュージカル、宝塚歌劇で見るシェイクスピア
第3章 『夏の夜の夢』とドラッグ/ドラァグ・カルチャー
第4章 『テンペスト』とエコな文化研究―――SF映画とシェイクスピア
第5章 『マクベス』、『リア王』、グローバル国家
第6章 『アントニーとクレオパトラ』の越境――沖縄文学とシェイクスピア
第7章 『お気に召すまま』の恋愛塾――明治日本はシェイクスピアで西欧を学んだ
おわりに―シェイクスピアこそアダプテーションの天才である
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