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書籍紹介

英語文章読本

名文で知る“英語らしさ” 英語の仕掛けを解き明かす
著者 阿部公彦〔著〕
刊行日 2010年3月25日
ISBN 978-4-327-48156-8
Cコード 3098
NDCコード 934
体裁 四六判 並製 224頁
定価 定価2,200円(本体2,000円+税10%)

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内容紹介
英語の文章の仕掛け――間合い、呼吸、そして技を超えるものを、やさしくていねいに解き明かす。有名な小説などの一節を取り上げ、その英語の一語一句をいかに感じて味わうかをユニークな切り口で解説。どのような呼吸やリズムで接するべきか、何をイメージするか、緩急のつけ方、文法の崩し方、注目ポイントの操作など、著者の「読み」を読者に追体験してもらう。
 
<著者紹介>
阿部公彦(あべ まさひこ)
1966年、横浜市生まれ。東京大学文学部准教授。現代英米詩専攻。東京大学大学院修士課程修了、ケンブリッジ大学大学院博士号取得。著書に『英詩のわかり方』(2007 研究社)、『モダンの近似値――スティーヴンズ・大江・アヴァンギャルド』(2001 松柏社)、『即興文学のつくり方』(2004 松柏社)、『スローモーション考』(2008 南雲堂)、訳書に『フランク・オコナー短篇集』(2008 岩波文庫)、共著に『21世紀文学の創造 声と身体の場所』(2002 岩波)、『20世紀英語文学辞典』(2005 研究社)など。
目次
1 出だし(1)――レイモンド・カーヴァー「大聖堂」
2 出だし(2)――フランク・オコナー「ある独身男のお話」
3 小さくいう――フィリップ・ラーキン『冬の少女』
4 強さ――ジョージ・エリオット『ダニエル・デロンダ』
5 スピード――ドリス・レッシング『黄金のノート』
6 カッコ――エリザベス・ギャスケル『クランフォード』
7 イタリック体――ヘンリー・ジェイムズ『黄金の杯』
8 箇条書き――バーナード・マラマッド「魔法の樽」
9 眠さ――ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』
10 まじめさ――ウィラ・キャザー『私のアントニア』
11 no sooner … than構文―― ヘンリー・フィールディング『トム・ジョーンズ』
12 美しさ――メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』

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