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書籍紹介

グロリアーナの祝祭 ――エリザベス一世の文学的表象

文学が祭りと共にあった時代
著者 竹村はるみ〔著〕
刊行日 2018年8月22日
ISBN 978-4-327-47236-8
Cコード 3098
NDCコード 934
体裁 A5判 上製 414頁
定価 定価5,280円(本体4,800円+税10%)

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内容紹介
 スペンサー、シドニー、シェイクスピアに代表されるエリザベス朝文学におけるエリザベス一世の文学的表象を通史的に分析し、文学と祝祭を両輪とするこの時代特有の精神風土を浮かび上がらせる。ハイ・カルチャーとロウ・カルチャー、都市と地方、宮廷社会と市民社会、印刷文化と口承文化を地続きで捉え、歴史学研究と文学研究を有機的に融合した第一級の研究書。2017年度福原賞受賞。
 
<著者紹介>
竹村 はるみ(たけむら・はるみ)
1990年京都大学卒。1995年、同大学博士課程退学。大谷大学、姫路獨協大を経て、立命館大学教授。2003年に京大英文学会 アルビオン賞。2017年度福原賞受賞。
目次
序 章 「エリザベス崇拝」という神話
第一章 女王であることの困難
第二章 求愛の政治学
第三章 女王陛下のやんごとなき娯楽
第四章 牧歌の女王――最後の結婚交渉とレスター・サークルの反撃
第五章 ロマンシング・イングランド――エリザベス朝の騎士道ロマンスブーム
第六章 芝居小屋の女王様
第七章 疲弊する王権と不満の詩学
終 章 祭りの喧噪から文学は生まれる

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