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書籍紹介

シェイクスピアと演劇文化 ――日本シェイクスピア協会創立50周年記念論集

果てしなく広がる、シェイクスピアの世界
著者 日本シェイクスピア協会〔編〕
刊行日 2012年8月28日
ISBN 978-4-327-47227-6
Cコード 3098
NDCコード 932
体裁 四六判 上製 254頁
定価 定価4,180円(本体3,800円+税10%)

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内容紹介
日本シェイクスピア協会の錚々たる研究者12名が刺激的な論を展開。多彩なアプローチで鋭く切り込み、シェイクスピアとエリザベス朝演劇の多面性に迫る。死後400年近くも経ちながら、いまだに色褪せない魅力をもつシェイクスピアと彼を取り巻く世界を鮮やかに分析。1961年に発足し、常に日本のシェイクスピア研究を牽引してきた協会の創立50周年記念にふさわしい、切れ味鋭い記念論集。
目次
はしがき (安達まみ)
「不思議の国」のハムレット (中野春夫)
イアーゴーの呪縛――『オセロー』における反復の詩学と女性抑圧 (篠崎 実)
墜ちる軍神と凱旋する母――『コリオレイナス』五幕五場を読み直す (塚田雄一)
交渉する説教と演劇――『ヴェニスの商人』とプロテスタンティズムの精神 (鶴田 学)
愛の儀式を欠く――マーロウ、シェイクスピアと偶像恐怖の時代のドラマツルギー (清水徹郎)
女王一座が創作した煉獄――一五八〇年代の余興と教導 (山田雄三)
『夏の遺言』と反知性主義――トマス・ナッシュとパトロンの問題 (佐野隆弥)
エリザベス朝宮廷祝祭における妖精の女王のロマンス的変容 (竹村はるみ)
脱『色』された『オセロー 』――宇田川文海『阪東武者』(一八九二) (近藤弘幸)
シェイクスピア劇の台詞――劇場の現実と虚構の事実 (市川真理子)
役者の「遺書」は何を語るか――サイモン・ジュエルと女王一座 (英 知明)
パトロンとしての枢密院 (井出 新)

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