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『劇作家ハロルド・ピンター』

ハロルド・ピンターは不条理劇作家ではない!

喜志哲雄

ISBN 978-4-327-47221-4 C3098
定価6,048円(本体5,600円+税)
四六判 上製 528頁
刊行年 2010年3月
NDCコード 934

戦後イギリスの代表的な劇作家で、2005年のノーベル文学賞を受賞したハロルド・ピンター(1930-2008)。ピンターの同時代人として日本に作品を紹介してきた著者が、戯曲作品の一つ一つを、そして、その戯曲の台詞の一語一語を丁寧かつ徹底的に吟味しながら、現代演劇に革命をもたらしたピンター世界の魅力を存分に解き明かす。劇作家ピンターの全貌を明らかにする待望の研究書!


〈著者紹介〉
喜志哲雄(きし てつお)
1935年生まれ。京都大学名誉教授。著書に『劇場のシェイクスピア』(1991)、『ミュージカルが《最高》であった頃』(2006)、『喜劇の手法――笑いのしくみを探る』(2006)、『シェイクスピアのたくらみ』(2008, AICT演劇評論賞受賞作)、訳書に、『ハロルド・ピンター全集1〜3』(共訳、1977, 2007)、『ハロルド・ピンター I, II, III』(2009)、ハロルド・ピンター『何も起こりはしなかった――劇の言葉、政治の言葉』(2007)、ヤン・コット『シェイクスピアはわれらの同時代人』(共訳、1968), ピーター・ブルック『秘密は何もない』(共訳、1993)など。

序 章  ハロルド・ピンターと三つの日付
第一章  劇作家の形成
第二章  劇作家の登場――『部屋』
第三章  組織の暴力(I)――『誕生日のパーティ』
第四章  組織の暴力(II)――『料理昇降機』
第五章  崩壊する家庭(I)――『かすかな痛み』
第六章  場所を失った人々(I)――レヴュー・スケッチ
第七章  組織の暴力(III)――『温室』
第八章  アイデンティティの混乱(I)――『夜遊び』
第九章  場所をめぐる争い(I)――『管理人』
第一〇章 アイデンティティの混乱(II)――『夜間学校』
第一一章 アイデンティティの混乱(III)――『こびとたち』
第一二章 アイデンティティの混乱(IV)――『コレクション』
第一三章 アイデンティティの混乱(V)――『恋人』
第一四章 場所を失った人々(II)――レヴュー・スケッチ
第一五章 崩壊する家庭(II)――『ティー・パーティ』
第一六章 崩壊する家庭(III)――『帰郷』
第一七章 アイデンティティの混乱(VI)――『地階』
第一八章 時間と記憶(I)――『風景』
第一九章 時間と記憶(II)――『夜』
第二〇章 時間と記憶(III)――『沈黙』
第二一章 時間と記憶(IV)――『昔の日々』
第二二章 アイデンティティの混乱(VII)――『独白』
第二三章 場所をめぐる争い(II)――『誰もいない国』
第二四章 時間と記憶(V)――『背信』
第二五章 崩壊する家庭(IV)――『家族の声』
第二六章 時間と記憶(VI)――『いわばアラスカ』
第二七章 アイデンティティの混乱(VIII)――『ヴィクトリア駅』
第二八章 暴力体制の諸相(I)――『丁度それだけ』
第二九章 暴力体制の諸相(II)――『景気づけに一杯』
第三〇章 暴力体制の諸相(III)――『山の言葉』
第三一章 暴力体制の諸相(IV)――『新世界秩序』
第三二章 暴力体制の諸相(V)――『パーティの時間』
第三三章 死の影の下で(I)――『月の光』
第三四章 死の影の下で(II)――『灰から灰へ』
第三五章 時間と記憶(VII)――『祝宴』
第三六章 時間と記憶(VIII)――『失われた時を求めて』
第三七章 暴力体制の諸相(VI)――『記者会見』
第三八章 暴力体制の諸相(VII)――『声』
第三九章 場所を失った人々(III)――『それはそれとして』
終 章  劇作家としてのハロルド・ピンター

重版等で価格が変更になる場合があります。