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『講義 アメリカ文学史』――東京大学文学部英文科講義録
  Lectures on American Literature for Japanese Scholars and Students――第III巻

渡辺利雄

ISBN 978-4-327-47215-3 C3098
定価7,344円(本体6,800円+税)
A5判 上製 506頁
刊行年 2007年12月
NDCコード 902


【関連商品】講義 アメリカ文学史I講義 アメリカ文学史II講義 アメリカ文学史 補遺版講義 アメリカ文学史 入門編

1 単なる事実(作者の伝記、作品のタイトル、発表年)を羅列した概論ではなく、主要作品を絞って深く論じており、どの章も非常に読み応えのある論文になっている。
2 文学作品からまとまった引用をしつつ、それぞれの作品の抽象論ではなく具体的なテーマ、技法を明らかにした。
3 著者が東大で行なった20余年の講義に基づいて書き下ろした、わが国最大のアメリカ文学史講義。
4 複数の執筆者による共同作業の文学史ではなく、一人の視点からアメリカ文学全体をとらえた。
5 古典から現代まで、主要作家を重点的に扱っている。索引も充実。
6 分量は多いが、明確な論旨と平易な文体で、しかも文学史的に興味あるエピソードやゴシップを紹介しつつ、読める文学史を目指した。
7 日本への移入、日本での評価も紹介し、海外の文学史とは一味違った文学史を目指している。(夏目漱石のWhitman論、 日夏耿之介のPoe論、谷崎潤一郎のDreiser論などを含む)
8 引用が多く、詩文選としても読める。引用の多くは主要作品のさわりの部分、海外の研究の定評のある論文の一部である。
9 現在、日本であまり読まれなくなった、知られていない作家についても、十分にスペースを割いた。
10 全体は89章(1500ページ)。アメリカ文学者70名のほか、文学思潮、文学理論、文学運動も補遺的に扱った。

[推薦のことば]

名は体をあらわす、という。『講義 アメリカ文学史(全3巻)――東京大学文学部英文科講義録』は、伝統的文学史であり、著者自身の"letter to America".自信をもって推薦できる「アメリカ文学史」である。
別府惠子(神戸女学院大学名誉教授)

アメリカ文学はヨーロッパ文学の伝統に反抗した文学だとすれば、現代アメリカ文学は文学という概念自体に反抗した文学だとも言える。その意義を理解し、魅力をフルに味わうためには、実のところ歴史を知り、伝統を知り、文学自体について深く考えていなければならない。本書はその最高の手引きと言えるだろう。
上岡伸雄(学習院大学教授)


著者紹介
渡辺利雄(わたなべ としお) 
1935年、台湾新竹市生まれ。1954年、新潟県両津高校卒。1958年、東京大学文学部英文科卒。1961年、同大学同大学院修士課程修了。1962年から64年まで、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。東京大学文学部教授、日本女子大学文学部教授・文学部長などを歴任。現在、東京大学名誉教授。専門はアメリカ文学(特に、マーク・トウェイン、ヘンリー・ジェイムズなどのリアリズム文学)。
著書に『フランクリンとアメリカ文学』『英語を学ぶ大学生と教える教師に―これでいいのか?英語教育と文学研究』(いずれも研究社)、編著に『20世紀英語文学辞典』『読み直すアメリカ文学』(研究社)など、訳書に『フランクリン自伝』(中公クラシックス)、マーク・トウェイン『自伝』(研究社)、『ハックルベリー・フィンの冒険』(集英社)、『不思議な少年』(講談社)、ジョン・ドス・パソス『USA』(岩波文庫、共訳)、ノーマン・マクリーン『マクリーンの川』(集英社文庫)、『マクリーンの森』(集英社)などがある。

第59章 アメリカ文学史――現代
第60章 マーク・トウェインの伝統
第61章 ヘンリー・ジェイムズの文学遺産
第62章 小説の奇妙な死をめぐって
第63章 ノーマン・メイラー
第64章 ラルフ・エリソン
第65章 ニュー・クリティシズム
第66章 カーソン・マッカラーズ
第67章 トルーマン・カポーティ
第68章 フラナリー・オコナー
第69章 J・D・サリンジャー
第70章 ソール・ベロー
第71章 バーナード・マラマッド
第72章 フィリップ・ロス
第73章 ジョン・アップダイク
第74章 シルヴィア・プラス
第75章 ヴラディーミル・ナボコフ
第76章 ネイチャー・ライティング
第77章 ジョン・バース
第78章 トマス・ピンチョン
第79章 ジャック・ケルアック
第80章 カート・ヴォネガット
第81章 マルティカルチュラリズムとネイティヴ・アメリカン文学
第82章 ケン・キージー
第83章 ジョーゼフ・ヘラー
第84章 ジェイムズ・ボールドウィン
第85章 トニ・モリソン
第86章 ジョン・アーヴィング
第87章 レイモンド・カーヴァー
第88章 ポール・オースター
最終講義 『アメリカ文学史』の終わりに

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