類義語使い分け辞典 ――日本語類似表現のニュアンスの違いを例証する
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著者 |
田忠魁、泉原省二、金 相順〔編著〕 |
刊行日 |
1998年8月25日
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ISBN |
978-4-327-46135-5 |
Cコード |
1581 |
NDCコード |
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体裁 |
B6判 並製 770頁
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定価 |
定価5,500円(本体5,000円+税10%)
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- 内容紹介
- 使い分けや意味の違いがうまく説明できない日本語の類義語を、語のつながり、置き換え表現の可否などに力点を置き、例文を駆使しながら明解に解説。
[役に立っておもしろい]
外山滋比古(お茶の水女子大学名誉教授)
類義語の使い分けは実際に迷うことがすくなくないが、普通の辞書では、まずほとんど用をなさない。これまでそういうときの助けになるものがなかった。この『類義語使い分け辞典』はその穴をうめてくれる。たとえば、「相変わらず」と「依然として」を見ると、両者の違いが明快に説明されているばかりではなく、「・・・相変わらず遅刻ばかりしている」という場合の「相変わらず」を「依然として」に置き換えるのは「不能」とある。
編者たちは外国人に日本語を教える専門家で、類義語の使い分けが、学習者のもっとも苦労するところであることを多年の経験からつきとめて、その悩みを解消するために、この辞書を作った。日本語を学ぶ外国人だけでなく、教える側の日本語教師や国語教師にとっても便利で、役に立つ。
さらに、一般の日本人にも、日ごろ気づかずにいる点がはっきりして、有益である。必要に応じて引くのみではなく、おりにふれてあちらこちらを読んでみると、意外に得るところが多く、おもしろい。ことばの感覚をみがくことのできる辞書である。ひろく日本語に関心をもつ向きにすすめたい。