究極の英語ライティング
「英語らしく書く」を極めたい人のために
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著者 |
遠田和子〔著〕 / 岩渕デボラ〔英文校閲〕 |
刊行日 |
2018年9月18日
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ISBN |
978-4-327-43092-4 |
Cコード |
1082 |
NDCコード |
836 |
体裁 |
A5判 並製 228頁
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定価 |
定価2,035円(本体1,850円+税10%)
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- 内容紹介
- 「英語らしい英語」を書けるようになりたい人のための英語ライティング本です。近年、英語ライティングではわかりやすく簡潔に書くことが重視されていますが、「わかりやすい英語」と「英語らしい英語」は似ているようで、全く別物。日本人にとってわかりやすい英語が、ネイティブから見ると曖昧でわかりにくいということはよくあります。本書の実践的な演習と解説を通して、明快で簡潔な伝わる英語を書くコツを身につけましょう。
<著者紹介>
遠田和子(えんだ・かずこ)
日英翻訳者、翻訳学校講師。青山学院大学文学部英米文学科卒業。 著書に『Google英文ライティング』(講談社)、『英語「なるほど!」ライティング』、『あいさつ・あいづち・あいきょうで3倍話せる英会話』(講談社、岩渕デボラと共著)などがある。訳書に Love from the Depths―The story of Tomihiro Hoshino(立風書房)、 Rudolf and Ippai Attena(講談社、共訳)など。
岩渕デボラ(いわぶち・でぼら) 日英翻訳者、エディター、群馬県立女子大学講師
- 目次
- まえがき
イントロダクション
第1章 主語の設定
ステップ1 ほかの主語候補を探す
1−A 「は」や「が」の磁力
1−B SVO言語とSOV言語
1−C 誰が主人公かを考える
1−D 焦点を絞る
ステップ2 無生物主語で発想転換
2−A 条件:「〜すると」「〜すれば」「〜のとき」
2−B 理由・原因1:「〜ので」「〜ために」
2−C 理由・原因2:「〜ので」「〜すると」
2―D 無生物主語=日時
2−E 丁寧表現としての無生物主語
第2章 受動態を能動態に
ステップ1 受動態を能動態に
1−A 日本語の受動態≠英語の受動態
1−B 「頭でっかち」を避ける
1−C お堅い文書も受動態を減らす
1−D 受動態が有益な場合
ステップ2 it構文やthere構文を能動態の文に
2−A 仮主語itをトピックの主語に
2−B 「真」の主語を見つける
2―C 強調構文では「強調」できない?
2−D 「ある・いる」≠there + be
2−E there構文が適切な場合
第3章 強い動詞を選ぶ
ステップ1 弱い動詞を見つける
1−A 名詞や形容詞から動詞を探す
1−B 広義の動詞は続く名詞に注目
1−C 名詞をそのまま動詞で使う
1−D 名詞化の弊害
ステップ2 強い動詞を使う
2−A 動詞に含まれる要素
2−B 副詞でなく「強い動詞」を
2−C 強い動詞を見つける
2−D 言葉の燃費を上げる
2−E 接頭語の付いた動詞に注目
第4章 短く洗練された表現
ステップ1 余計な語句を減らす
1−A 前置詞を減らし、冠詞も減らす
1−B ダブリ表現をなくす
1−C 接続詞や関係詞を減らす
ステップ2 簡潔な表現で言い換える
2−A 文修飾の副詞に言い換える
2−B 同じ語の繰り返し(repetition)を減らす
2−C 言い換えのテクニック
第5章 要素を効果的に並べる
ステップ1 情報の新旧を見極める
1−A Given→Newの情報提示
ステップ2 Given→Newから主語を選ぶ
2−A Givenをトピック(主語)に
2−B Given→Newで文を分ける
2−C Given→Newと受動態・つなぎ言葉
2−D Given→Newと倒置
第6章 具体的に書く
ステップ1 表現の具体化と数値化
1−A 具体的な名詞を選ぶ
1−B 具体的な動詞を選ぶ
1−C 数値化する
ステップ2 情報・論理を明確にする
2−A 5W1H
2−B 根拠を示す
2−C ロジックを明快に
第7章 肯定的に書く
ステップ1 否定語を使わないテクニック
1−A 反意語でnotを避ける
1−B 表現を裏返して肯定に
1−C 二重否定を肯定に
1−D onlyを使って肯定に
ステップ2 肯定表現で伝わりやすく
2−A 指示文も肯定に
2−B 否定的なイメージのある語を避ける
2−C 無生物主語で肯定文に
Column
1 曖昧なitを避ける
2 自動詞の活用
3 被害の受身
4 動詞は英語の擬音語・擬態語
5 英語の語源とニュアンスの異なる同義語
6 適切な1文の語数
7 外国語の表記
8 言い換えの実例
9 「パラレルなスタイル」とは?
10 つなぎ言葉
11 「以上」と「以下」
12 肯定的な連想を生む単語、否定的な連想を生む単語
英文校閲者のことば
謝辞
著者プロフィール