生成文法の基礎 ――原理とパラミターのアプローチ
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著者 |
中村 捷、金子義明、菊地 朗〔共著〕 |
刊行日 |
1989年9月29日
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ISBN |
978-4-327-42061-1 |
Cコード |
3082 |
NDCコード |
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体裁 |
A5判 並製 264頁
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定価 |
定価3,300円(本体3,000円+税10%)
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- 内容紹介
- 高度に抽象的な規則と原則の体系である GB (統率・束縛)理論を詳しく解説した本格的な入門書。英語学関係者に最適な書。
- 目次
- はしがき
第1章 生成文法理論の目標
1.1. 生成文法理論の三つの問い
1.2. 言語知識
1.3. 言語習得
1.4. 言語知識と言語運用
1.5. 理想化
第2章 統語論の基礎
2.1. 統語規則
2.2. 句構造と語彙目録
1.句構造/2.句構造規則/3.厳密下位範疇化/4.語彙目録
2.3. 変形規則
2.4. 生成文法の枠組み
2.5. 変形規則に課せられる条件
1.等位構造制約/2.複合名詞句制約/3.COMP-wh の制約/4.構造保持の仮説/5.まとめ
第3章 GB 理論
3.1. GB理論の特徴
1.「上から下へ」の研究方法/2.核と周辺/3.原理とパラミターの体系/4.モジュール文法
3.2. GB理論の枠組み
3.3. X ′理論と語彙目録
1.X ′理論/2.語彙範疇の分解/3.文と名詞句の平行性/4.まとめ/5.語彙目録/6.投射原理
3.4. 構成素統御と統率
1.構成素統御/2.統率
3.5. θ理論
1.項の位置,θ位置,θ標示/2.θ規準/3.まとめ
3.6. 格理論
1.格付与の規則と隣接条件/2.格フィルター/3.格理論の機能/4.例外的格標示/5.格と補文/6.まとめ
3.7. 統率理論
1.適正統率/2.空範疇の原理/3.優位条件/4.適正束縛/5.まとめ
3.8. α移動と連鎖
1.α移動/2.痕跡理論と連鎖/3.着地点/4.格およびθ役割と連鎖/5.まとめ
3.9. 境界理論
1.下接の条件/2.連続的循環適用と厳密循環の条件/3.SPEC から SPEC への条件/4.下接の条件と諸制約/5.まとめ
3.10. 束縛理論
1.同一指標付与と束縛/2.名詞句のタイプ/3.束縛原理/4.接近可能な主語/5.まとめ
3.11. コントロール理論
1.PRO の定理/2.義務的コントロール/3.随意的コントロール/4.まとめ
3.12. 空範疇
1.空範疇のタイプ/2.寄生的空所/3.まとめ
3.13. 媒介変項(パラミター)
1.語順のパラミター/2.下接のパラミター/3.pro-drop パラミター/4.その他のパラミター/5.まとめ
3.14. 障壁理論
1.阻止範疇と障壁/2.最小条件/3.障壁と境界理論/4.障壁と統率理論/5.まとめ
第4章 構文研究
4.0. 構文論
4.1. NP 移動構文
1.受動文/2.繰り上げ構文/3.能格動詞・中間動詞/4.存在文
4.2. wh 移動構文
1.wh 疑問文/2.関係節(制限的関係節/不定詞関係節/非制限的関係節/自由関係節)/3.比較構文/4.分裂文と疑似分裂文/5. tough 構文/6. too / enough 構文/7.目的節/8.話題化構文
4.3. 右方移動構文
1.名詞句からの外置/2.it 外置構文/3.重名詞句移動
4.4. その他の構文
1.動名詞/2.V+NP+to VP の構文/3.小節/4.記述と結果の述部/5.二重目的語構文/6.前置詞残留/7. to 縮約
4.5. まとめ
第5章 GB 小辞典
主要文献案内
索引