フィンランドの小学校英語教育 ――日本での小学校英語教科化後の姿を見据えて
フィンランドの小学校英語教育の成功に学ぶ
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著者 |
伊東治己〔著〕 |
刊行日 |
2014年1月23日
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ISBN |
978-4-327-41087-2 |
Cコード |
3082 |
NDCコード |
375 |
体裁 |
A5判 並製 184頁
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定価 |
定価2,750円(本体2,500円+税10%)
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- 内容紹介
- OECDが実施している国際学習到達度調査(PISA)で好成績を収め、教育立国として世界の注目を集めているフィンランドでは、1970年代から英語を全国の小学校で教科として教えてきた。本書は、そのフィンランドの小学校英語教育のカリキュラム、指導形態、教科書、教員養成方法などを現地調査の成果をもとに詳しく紹介し、日本の小学校での英語の教科化を見据えて、日本の小学校英語教育の将来像を提示するものである。
<著者紹介>
伊東 治己 (いとう・はるみ)
鳴門教育大学大学院学校教育研究科教授。
著書:『カナダのバイリンガル教育』(渓水社)、『コミュニケーションのための4技能の指導』(編著、教育出版)、『アウトプット重視の英語授業』(編著、教育出版)
- 目次
- 第1章 序論
1.なぜフィンランドに注目するのか
2.なぜ小学校英語教育に注目するのか
3.この本で明らかにしたいこと
4.研究の背景
第2章 教育制度の概要
1.教育制度の枠組み
2.学校教育の特徴
3.Matriculation Examination(大学入学資格試験)
4.PISA好成績の背景
5.まとめ
第3章 小学校英語教育の背景
1.外国語教育制度
2.学校英語教育の概要
3.小学校英語教育の歴史的背景
4.日本の状況:まとめにかえて
第4章 小学校英語教育の実際
1.カリキュラム
2.クラスサイズ
3.担当教師
4.教科書
5.指導法
6.評価
7.まとめ
第5章 小学校英語担当教員養成
1.教員養成システムの概要
2.小学校英語担当教員養成カリキュラム
3.教員養成の新しい動き
4.小学校英語担当教員養成システムの特徴
5.日本の小学校英語担当教員養成カリキュラム構築に向けての示唆
6.まとめ
第6章 結論:日本の小学校英語教育への示唆
1.言語教育政策と小学校英語
2.小学校英語教科化の理念
3.まとめ