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書籍紹介

談話分析のアプローチ ――理論と実践

生きた言語研究に必須の談話分析の用語と手法が分かる
著者 林 宅男〔編著〕
刊行日 2008年12月20日
ISBN 978-4-327-40151-1
Cコード 3080
NDCコード 801
体裁 A5判 並製 316頁
定価 定価3,300円(本体3,000円+税10%)

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内容紹介
談話分析の主要な「用語」の概念について、研究の流れを追いながら分かりやすく解説し、それぞれのアプローチと手法に基づく実際のデータ分析の例を示す。ただの解説書やハンドブックの類とは異なり、実際の分析の手法をデータをもとに実践的に解説するもので、社会言語学、語用論、機能文法、テキスト言語学などの分野で、談話分析を始めようとする学生やその指導者はもとより、研究者にも大いに役立つ。
 
<著者紹介>
林 宅男(はやし たくお)
桃山学院大学教授。著書に『プラグマティックスの展開』(共著、勁草書房)など。
目次
序 談話分析のアプローチ
序 談話分析のアプローチ
 
第1章 意味の表現と理解の原理
 §1. 意図表現と解釈
   態度表明型
   行為拘束型
   指示指導型
   間接発話行為
   協調の原理
   会話の公理
   最適の関連性
   ポライトネス
   垣根表現
   モダリティ
 §2. 文脈情報と意味
   直示
   スクリプト
   概念メタファー
   間テクスト性/共有知識
 
第2章 会話における言語使用のメカニズム
 §1. 会話の構造
   話者交替
   フロア
   隣接ペア
   プレファレンス
   会話の開始
   会話の終結
 §2. 会話のストラテジー
   あいづち
   フィラー
   言い淀み
   談話標識
   遮り行為
   発話の重複
   スモールトーク
 
第3章 言語形式の機能
 §1. テクストと情報
   新旧情報
   情報の流れ
   テーマ展開
   結束性
   レトリック構造理論
 §2. 言語機能と文法
   レジスター
   動詞の過程型
   叙法
   評価システム
 
第4章 言語使用の社会・文化的側面
 §1. 言語と文化
   伝達能力
   スピーチ・コミュニティ
   コンフリクト・トーク
   言語の社会化
 §2. 相互行為の理論
   ムーブ
   フッティング
   参与の枠組み
   産出フォーマット
 §3. 相互行為の分析
   フレーム
   文脈化の手がかり
   コードスイッチング
   会話スタイル
   メタメッセージ
 §4. 相互行為と社会的心理
   拡散
   収斂
   オーディエンス・デザイン
   フォリナー・トーク
 §3. 言語と社会的権力
   パワー
   統括的個人化
   一貫性

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