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書籍紹介

実例で学ぶ認知意味論

身近な日本語の意味から学ぶ入門テキスト
著者 籾山洋介〔著〕
刊行日 2020年12月21日
ISBN 978-4-327-37824-0
Cコード 3081
NDCコード 801
体裁 A5判 並製 232頁
定価 定価2,200円(本体2,000円+税10%)

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内容紹介
日本語表現の意味やその成り立ちを考えながら、それを補強する形で解説を展開する認知言語学・意味論の入門テキスト。最近の小説や雑誌や新聞を中心に用例をとり、身近な日本語の言葉の意味について考えながら意味論の考え方を身につけられるので、認知言語学の知識がない人でも取り組める。また、理論解説を後に回して、日本語の意味についての問題を提示して考えてもらう構成なので、とっつきやすく飽きずに読み進められる。
 
<著者紹介>
籾山洋介(もみやま ようすけ)
1961年東京生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、博士課程中退。名古屋工業大学講師、名古屋大学教授などを経て、現在、南山大学人文学部教授。おもな著書・編書・論文に、『日本語研究のための認知言語学』 『認知言語学入門』『日本語表現で学ぶ 入門からの認知言語学』『日本語は人間をどう見ているか』『認知意味論のしくみ』(以上、いずれも研究社)、『教養のある日本語 教養のない日本語』(技術評論社)、『多義動詞分析の新展開と日本語教育への応用』(共編著、開拓社)、『講談社 類語辞典』(共編、講談社)、「ステレオタイプの認知意味論」(『認知言語学論考』13、ひつじ書房)、「百科事典的意味と比喩:指示対象の特徴の重要性」(『メタファー研究』2、ひつじ書房)ほか。
目次
はしがき
本書の表記について
 
第1章 導入:認知意味論の基本的な考え方
第2章 プロトタイプカテゴリー
第3章 同じ物事に対する異なる捉え方
第4章 焦点化の違いに基づく表現
第5章 視点の違いに基づく表現
第6章 主体化
第7章 時間の捉え方
第8章 百科事典的意味(1):百科事典的意味とは/指示対象の特徴
第9章 百科事典的意味(2):指示対象に対する他者の関与
第10章 百科事典的意味(3):フレームに基づく類義語の意味の違い
第11章 百科事典的意味(4):典型例
第12章 百科事典的意味(5):顕著例・理想例
第13章 百科事典的意味(6):ステレオタイプ (1)
第14章 百科事典的意味(7):ステレオタイプ (2)
第15章 メタファー
第16章 メトニミー
第17章 シネクドキ―
第18章 比喩に基づく婉曲表現の仕組み
第19章 多義語(1):多義語とは ――多義語の多様性――
第20章 多義語(2):典型的な多義語
第21章 多義語(3):単義語寄りの多義語
第22章 多義語(4):同音異義語寄りの多義語
第23章 多義語(5):多義語のプロトタイプ的意味(1)
第24章 多義語(6):多義語のプロトタイプ的意味(2)
第25章 多義語(7):メトニミーおよびフレームに基づく多義語
第26章 多義語(8):多義構造 ――統合モデル――
第27章 もじりの認知意味論(1)
第28章 もじりの認知意味論(2)
 
あとがき
索引

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