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書籍紹介

子どもとことばの出会い ――言語獲得入門
How Children Learn Language

子どもが言語を獲得できることの不思議さに迫る
著者 ウィリアム・オグレイディ〔著〕 / 内田聖二〔監訳〕
刊行日 2008年9月26日
ISBN 978-4-327-37814-1
Cコード 3011
NDCコード 801
体裁 A5判 並製 300頁
定価 定価3,520円(本体3,200円+税10%)

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内容紹介
靴ひもも結べず、ちゃんと円を描くこともできないような子どもが、数千の語の意味やその発音の仕方を覚え、語を組み合わせて文をつくる術を身につけるという、偉業を成し遂げることができるのはいったいどうしてなのか。子どもの言語獲得のメカニズムを豊富な英語の実例で示す。第二言語習得にも示唆を与える、言語獲得研究の格好の入門書! 言語が獲得できることの不思議さと面白さを存分に伝える名著の翻訳。
目次
監訳者まえがき
日本語版への序
謝辞
 
第1章 本題に入る前に
 
第2章 大規模な語彙獲得
 1.語はどこにある?
 2.子どもは語をどうやって見つけるのか?
 3.屈折の習得
 4.語の創造
 まとめ
 
第3章 この意味は何?
 1.最初の意味
 2.十分ではないことと多すぎること
 3.高速マッピング
 4.取引の道具――子どもはどのようにして名詞を習得するのか
 5.動詞の習得
 6.形容詞の習得
 7.前置詞の習得
 8.代名詞の習得:I と you
 まとめ
 
第4章 一列に並んだ語
 1.開始
 2.軸語
 3.列に並べる
 4.大きな要素の欠如
 5.小さな要素の欠如
 6.“not”の習得
 7.I と me と my
 8.だれが? 何を? どこで?
 9.Yes-no 疑問文
 10.そのほかの構造
 まとめ
 
第5章 文が意味するもの
 1.1語でできること
 2.2つは1つよりよい
 3.受動文
 4.あるべきところにないものを理解すること
 5.代名詞の理解
 6.代名詞とお話
 7.量化は可能か
 まとめ
 
第6章 流暢に話すこと
 1.ことばのための耳
 2.それを聞き分けられますか
 3.喃語
 4.初期の母音と子音 
 5.折り合いをつけること
 6.強勢はよいものだ
 まとめ
 
第7章 言語習得の可能性
 1.模倣ではない理由
 2.教えているのではない理由
 3.では、子どもに必要なものは何なのか
 4.すべては頭の中に
 5.言語獲得装置を求めて
 6.学び方を学ぶ
 7.結語
 
補遺1 ことばの記録とテープによる録音
補遺2 英語の音

参考文献
索引

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