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『「わたしのソーシャリズム」へ』――二〇世紀イギリス文化とレイモンド・ウィリアムズ

英国における「社会像」の歴史的変遷と未来

大貫隆史

ISBN 978-4-327-37741-0 C3036
定価4,104円(本体3,800円+税)
A5判 上製 230頁
刊行年 2016年3月
NDCコード 309

 イギリスにおける「社会像」の歴史的変遷を分析。「ソーシャリズム」とは、元来、個人が社会・文化の全体像を共時的にも通時的にもイメージし記述する試みでもあると捉え、レイモンド・ウィリアムズをはじめとするイギリスのさまざまな批評家や作家によるそうした試みの系譜や相互影響をたどる。

〈著者紹介〉
大貫隆史 (おおぬき たかし) 関西学院大学准教授。専門は20世紀イギリスの文化と社会、批評理論、演劇。英文学会の第31回新人賞受賞(若手の優秀な論文に与えられる)。共著に『現代批評理論のすべて』(新書館)、『文化と社会を読む 批評キーワード辞典』(研究社)、『愛と戦いのイギリス文化史――1951-2010』(慶應義塾大学出版局)、共訳書にエドワード・W・サイード『文化と抵抗』(ちくま文庫)、『故国喪失についての省察2』(みすず書房)、トニー・ベネット他『新キーワード辞典』(ミネルヴァ書房)など。

第I部 翻訳と自由
 第1章 翻訳と自由――ことばのかたち(フォーム)かたち(フォーム)を〈移植〉する
 第2章 感情のリベラリズムから二重視へ――漠たる〈意図〉をつなぐこと

第II部 二重視の諸相
 第3章 ロンドン・アイからダブル・アイへ――一九五〇年代の若者たち、そして労働者たち
 第4章 ふたつの二重視――ポピュラー・ポリティクスとブレヒト再発見
 第5章 ゆがめられる記憶、幻視される過去――デヴィッド・ヘア『プレンティ』とブレヒト的あるいは残滓的〈経験〉の問題

第III部 ラディカルなネイションへ
 第6章 社会の〈消失〉とモダニゼイション――トリリング、ウィルソン、ウィリアムズ
 第7章 英語圏ナショナリズム論のなかのウェールズ――一九八三年のネイション、そして〈個人〉
 第8章 盲者のまなざし、カイツブリの眼――『ブラック・マウンテンズの人びと』から『大阪アースダイバー』へ
 終 章 活動としての文化、そして「わたしのソーシャリズム」

重版等で価格が変更になる場合があります。