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『神の聖なる天使たち』――ジョン・ディーの精霊召喚一五八一 〜 一六〇七

エリザベス朝の魔術師による精霊交信の真相に迫る!

横山茂雄

ISBN 978-4-327-37740-3 C0022
定価6,912円(本体6,400円+税)
A5判 上製 454頁
刊行年 2016年2月
NDCコード 233

 エリザベス朝における知の巨人ジョン・ディーと錬金術師エドワード・ケリーが水晶球の中に見出したのは、神の遣いか、魔界の使者か? 世界の真理と富を追求する果てに現れた精霊は、はたして実在したのか? 天使の言語「エノク語」は解読可能なのか? 著者みずからディーの膨大な手稿を読み解き、余白の書き込みや抹消部分に至るまで丹念に目を通し、さらに同時代の資料を博捜することで明らかにする、驚愕の真相。構想四十年、畢生の大作。図版多数収録。


<著者紹介>
横山茂雄 (よこやま しげお) 1954年生まれ。奈良女子大学大学院教授。英文学者、作家。作家としては稲生平太郎(いのう へいたろう)の名を用いる。
大阪府豊中市出身。1978年京都大学英文科卒、1981年同大学院修士課程修了、1998年「異形のテクスト――英国 romantic novel 研究」で京大文学博士。
英国の18〜19世紀ゴシック小説が専門だが、南方熊楠研究など民俗学研究も行う。また学生時代からのオカルティズム研究の延長で稲生物怪録からとった稲生平太郎の名で幻想小説も書く。2009年より国立情報学研究所科学研究費助成を受けて、英国エリザベス朝の学者ジョン・ディーの魔術文書を分析。
【著書】
横山茂雄名義:
『聖別された肉体――オカルト人種論とナチズム』 /『異形のテクスト――英国ロマンティック・ノヴェルの系譜』
稲生平太郎名義:
『アクアリウムの夜』 /『何かが空を飛んでいる』/『アムネジア』/『映画の生体解剖――恐怖と恍惚のシネマガイド』 (高橋洋との共著)
編著:
『日影丈吉全集』/『文学と女性』 (吉田幸子共編)/『遠野物語の周辺』 /『世界文学あらすじ大事典』/『危ない食卓――十九世紀イギリス文学にみる食と毒』

1 「神の聖なる天使」あるいは「偽りの霊」
2 「哲学的研究」あるいは「恐るべき迷妄」
3 「水晶の中の幻影」
4 「七の神秘なる統治」
5 「おぞましい嘘」
6 「粉薬」、「本」、「巻物」
7 錬金の夢、海彼の富
8 『エノクの書』
9 始原の言語
10 ポーランドからの賓客 11 モートレイクからプラハへ
12 皇帝との謁見
13 追放命令
14 「神の新たな掟」あるいは「闇の眷属」
15 栄華と失墜
16 旅路の果て

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